
HIVについて
微熱が続くことで「もしかしたらエイズなのでは…?」と不安になる方もいらっしゃるようですね。
確かに微熱はHIVの初期症状のひとつなのですが、でもそれだけでエイズだと判断してしまうのはちょっと早計です。
まずはじめに理解しておきたいのは、「HIV」と「エイズ」とは同じものではない」ということ。
HIVというのは正式名称を「ヒト免疫不全ウイルス」といいます。
英語では「Human Immunodeficiency Virus」と呼ばれていますが、この頭文字を取ってHIVと呼んでいます。
HIVをひとことで表わすと、「極端に抵抗力が落ちる病気」ということになるでしょう。
そのため、HIVに感染すると、いろいろな病気に罹りやすくなります。
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そして、このHIVに感染したことで免疫不全を起こしたものを「エイズ」と呼んでいるのです。
したがって、HIVに感染しただけではエイズに罹ったということにはなりません。
さて、HIVに感染した人の約3分の2の人は、感染してから1週間から2週間ほどの間に次のような初期症状があらわれます。
・微熱
・のどの痛み
・咳
・頭痛
・倦怠感
・筋肉痛
・関節痛
・リンパ節の腫れ
・発疹
・下痢 など
感じとしては重い風邪、高熱にならないインフルエンザ、といったところでしょうか。
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ただ、これらの症状にはかなりの個人差が見られます。
微熱が続くからHIVに感染したとは言えないのと同じように、微熱がないからといってHIVではないとは言えないことに注意してください。
HIVに感染しても、初期症状が余りにも軽くて見逃されてしまった例、全く初期症状が出なかった例は少なくありません。
また、これらの症状は長くても数ヶ月で治まり、その後数年間は無症状の期間が続くため、見過ごされることが多いというのも付け加えておきたいと思います。
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ここ数年でHIVに関する日本の医療は飛躍的な進歩を遂げているため、HIVキャリアであってもエイズを発症することなく生活する人は全く珍しい例ではなくなってきています。
それだけに、生半可な知識でいたずらに不安がるよりは、疑わしければきちんと検査を受けるべきだということ、そして、もしも陽性だった場合にも早急に治療しさえすれば、これまでと同じ生活を送ることができるのだということをぜひ知っておいて欲しいと思います。
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